和·メルボルン生け花フェスティバルは、「今、こんな花が見たい!」というリクエストを世界中から公募し、それに日本国内外の華道家が応じるオンライン生け花展、Hanadayori 花信: Ikebana by Requestを2026年3月(予定)より公開致します。
なお、作品集「Hanadayori 2025」を出版予定です。
2023年度の詳細はこちらから。
2025年9月末日をもって世界各地の皆様からのリクエスト募集、並びに花道家からの参加募集を締め切りましたが、リクエストの数が華道家の数を上回ることになってしまいました。
つきましては、下記のリクエスト一覧のひとつに返答する作品を提供してくださる方を募集しています。
なお、この企画は次のような趣旨で開催しております。
1)生け花の表現の可能性、多様性を示すことで、生け花の国際的な振興をはかる。
2)生け花が国境を超えた心の架け橋になることを直接的に形にする。生け花に馴染みのない方々へも生け花との出会いを提供する。
3)参加華道家が無料で履歴書に出版歴として記載できる機会を提供する。また、出版の機会の限られている生け花学習中の方にも同様の機会を無料で提供する。
後進のため、生け花の振興のためという利他の心掛けも大切にされたい方におすすめの企画です。参加費用無料で、参加への報酬もございません。
1)メールで申し込み:一つあるいは二つのリクエストを選択し、2025年11月30日までに、以下へ申し込み。wa.ikebana@gmail.com
2)メルボルン生花フェスティバルより、参加確認。インターネット上で作品サンプルが確認できない場合、時間がかかることがあります。
3)作品提出締め切り:2025年1月末日
4)作品集出版予定:2026年 3 月
1、気候危機に対して生け花がどのように応答できるのかを見てみたいと思っています。この芸術形式は、環境問題をどのように反映し、関与できるのでしょうか?
2、不完全さの美しさを持つアレンジメントを。
3、オーストラリアのミルデューラに住んでいるバーブおばさんのために、生け花のアレンジメントを見てみたいです。彼女にはなかなか会えません。ミルデューラは赤い土壌と柑橘系果樹園で知られています。おばさんは温かい心の持ち主です。
4、ブルーのデルフィニウムを使った生け花が見たいです。私の家の近くの山に自生しており、私の一番好きな花です。
5、「伝統的な生け花」と「現代的な生け花」のそれぞれについて、先生と生徒による作品を展示してください(合計4点)。両方の例では、同じ素材や植物を使ってください。展示がたくさんあると、とても興味深いです!
6、生け花では曲線が非常に表現力豊かですが、コントロールするのが難しいことがよくあります。複数の曲線を使ったアレンジメントを見てみたいです。
7、私の好きな季節である秋をテーマに、流木を取り入れた生け花のアレンジメントが見たいです。
8、ほとんどの生け花は花屋の素材を使って作られています。自然の中で採取した素材だけを使ったアレンジメントを見てみたいです。
9、私は子供の頃から生け花が大好きでした。母は花のアレンジメントが好きで、一時期生け花を学んでいました。これらのアレンジメントに使われる植物の組み合わせや構成の形にいつも魅了されています。生け花がさまざまな文化に取り入れられ、地元の素材を創造的に使っている様子にとても興味があります。