和·メルボルン生け花フェスティバルは、「今、こんな花が見たい!」というリクエストを世界中から公募し、それに日本国内外の華道家が応じるオンライン生け花展、Hanadayori 花信: Ikebana by Requestを2025年10月(予定)より公開致します。
なお、作品集「Hanadayori 2025」をeBookで制作予定です。
2021年度出展者リストはこちら。2021年度作品は本ページ最下段をご覧ください。
イベント名:花信: Ikebana by Request
リクエスト受付締め切り:2025年1月末日
出品者募集締め切り:2025年1月末日
出品入選者発表:2025年2月 (リクエスト通知)
作品提出締め切り:2025年5月末日
作品集出版予定:2025年10月
会場名:オンライン·イベント、https://www.ikebanafestival.com
出展協力者:日本国内、海外の華道家約50名の参加を予定。
2021年度には次の方々より特別にご参加いただきました。 片山健(草月流師範、いけばなインターナショナル福岡支部名誉顧問)、塚越応駿(いけばな松風副家元)、谷田貝一也(池坊教授)、山根由美(真生流家元)。
参加方法(一般の方):
ファーストネーム、居住地(国、市)、どんな花が見たいか、その理由、背景などをフォームで2025年1月31日までに通知。
(参加費用無料、無料でリクエストできます)
参加方法(華道家):
2025年1月31日までに:氏名、メールアドレス、流派などをフォームで登録。
2025年2月:選出された方々にリクエスト内容を個別に送付。英文のリクエストには和訳をつけます。
5月末:作品画像送付締め切り
10月:リクエスト内容とともに作品公開・作品集出版
(参加費用無料、参加への報酬はございません)
片山健氏
谷田貝一也氏
塚越応駿氏
山根由美家元
1、「今、見たいのはどんないけ花ですか?」とSNSを通じ、世界中の方に問いかけ、リクエストを募集。リクエストには、個人的な事情、理由なども付記していただきます。
2、約80のリクエストを選出。ひとつひとつに応じる形で、華道家に新作を依頼し、作品画像を送っていただきます。
3、送付された画像を当方で編集し、リクエストと作品を並べYouTubeで発表します。鑑賞者はコメント欄にて華道家にメッセージを送ることができます。
4、後に作品集「Hanadayori 2025」をPhoto Book で出版します。
従来の多くのオンライン花展と比べ、鑑賞者から華道家へ、華道家から鑑賞者へという双方向的な活動となることを目指しています。花信とは、リクエストをし、花の開花を心待ちにする鑑賞者へ、個人的なユニークな花の便りを華道家から届けるという意味をこめて名付けたものです。
2021年度版には、世界各地から感謝のお言葉や「涙が溢れた」など多数のあたたかいお言葉をいただいています。生け花のひめた大きな力と可能性を多くの方々に伝えることができたようです。
この企画は、世界中の生け花鑑賞者と華道家をつなぐことに加え、パンデミック、戦乱のために苦難を強いられている多くの人々に花の力を通じてささやかな喜びと癒しを届けることを目指しています。
従来のオンライン花展では鑑賞者の欲するものをダイレクトに汲み取る試みは比較的少なかったように思われます。現代の生け花は本当に鑑賞者の欲するものを提供できているのか、人の心を撃つ花を提供できているのか、鑑賞者と華道家をもっと結びつけることはできないか、そうした思いのもと、この企画が計画されました
和·メルボルン生け花フェスティバルの主目的は、生け花の振興、生け花人口の増大です。その目的達成のためにも、Hanadayoriは大きな効果があるものと確信しております。
メルボルンの華道家グループが2015年以来毎年開催してきた合同花展を発展させ、2019年、和·メルボルン生け花フェスティバルとして発足。生け花の振興に特化した国際的な文化イベントを目指しています。初回の開会においてはビクトリア州政府、ヤラ市(開催地)から祝辞をいただきました。
花展に加え、ワークショップ、デモ、学会(国際いけ花学会との共催)などを同時開催。当地における生け花の知名度が低い現状を踏まえ、短期集中型のPRストラテジーを採用しています。特に、メルボルン·リサイタルセンターでの国際的な演奏家グレゴリャン·ブラザースとの生け花パフォーマンスは好評を博しました(前売り券完売)。2021年には、新たに花器賞を創設したほか、2022年にはジャズピアノの巨匠、ポール·グラボウスキーと華道家の共演が開催されました。
当フェスティバルは日本語版ウィキペディアにも掲載認定されています。
代表:新保逍滄
追記:2023年度版は、2021年度版と同様YouTube版を作成予定です。さらにeBookの作成を予定しています。eBookの販売についての詳細は未定です(予定していた会社でサービス変更があり、主要なオンライン書店からの販売は困難かもしれません)。仮にeBookの販売から収益があった場合、eBook制作費用、メルボルン生け花フェスティバルの運営費に充てさせていただきます。